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朝早起きして、髪を切りました。
この一年以上はいつも自分で散髪しています。 今日は9時から ふれあいのやかた の管理人をやる日ですが、まだたっぷり時間があったので、 チェンバロジャックのタング部分の木工加工を始めました。 しばらくすると、、、 村の防災無線から強烈なサイレンの音が鳴り響きました、1分づつ2回。 何だろうと思っていたら、無線から音声が、 「住民のみなさん、本日は防災訓練の日です。ただいまアデラ断層で地震が発生しました。住民のみなさんは持ち物、服装、戸締まりをチェックして、直ちに避難所場所へ移動して下さい」 と言っています。 町の暮らしでは家からでない人も多いのですが、ふと窓の外を見ると、バケツを持ったご近所さんが家から出て歩いて行くではありませんか。 訓練があるなんて聞いていなかった、しかし、こうはしていられない、、、自分も急いで着替えて、寝ぼけ眼の妻が差し出すバケツを持って出かけて行きました。 そして、人生初のバケツリレー! 消火栓にホースをつないでの放水訓練に参加できました! 村人みんなが参加する訓練。 騒がしいようでうれしくなった、加子母らしい防災訓練の日でした。 ■
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by toshimusikk
| 2011-08-28 11:10
| 加子母
弦が張れて、ボイシング作業が進んでいます。
だいぶ前に作っておいたジャックがいよいよ出番を迎えました。 今回のジャックはあまり評判の良くない桧製です。 ほんとに桧のジャックは良くないのか?? 自分で答えを確かめてみたいと思います。 桧は曲がりがでやすいといっても、イタリアンチェンバロのジャックは大変短いので、ほとんど影響を受けないのではないかと思います。強度の方は充分です。 そのことよりも、桧は大変軽いので、そのことが演奏する際の不安材料といえるでしょう。 ジャックの製作ははじめこそ木の取り方、削り方そのた一から考えて行ったため、相当時間がかかりました。 作業のための道具作りなど、工夫していた時間は楽しいものでした。 この部分はチェンバロの音を鳴らす最重要部分ですから、なるべく精度の高いものを作りたいのですが、手作業ほとんどの製作なので、一本一本に個性がでます。それもまた後で弾いた時楽しいものでしょう。 ![]() ■
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by toshimusikk
| 2011-08-27 09:41
| 音楽
8月23、24日は群馬大学メサイア研究会で通奏低音を学ぶ学生のミニ合宿をしました。
会場は伊香保温泉 旅館ふくぜん で。 ふくぜん さんは4年前から始まった「伊香保温泉古楽講習会」の会場です。 今年は震災の影響で講師のスケジュールが合わせられず、やむなく古楽講習会は中止となりましたが、 群馬大学メサイア研究会クラスは、日程をこまめに分けて実施することになりました。 8、9、10月と ふくぜん さんを会場に実施します。 旅館ふくぜん との交流は5、6年になりますが、経営の福田さん、支配人の笛木さんの熱い思いの呼びかけでロビーや会議室を会場に演奏会をさせていただくようになったことがきっかけでした。 前橋での音楽祭が終わった今、伊香保温泉での古楽講習会に改めて力を入れていきたいな、とおもっています。 ■
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by toshimusikk
| 2011-08-25 09:00
| 音楽
20日(土)に第15回「アーリーミュージックの夏in前橋」 ファイナル を開催しました。
プログラムは10番までと盛りだくさん。 総勢20名の演奏者が普段のコンサートではなかなか聴くことのできない曲を演奏してくれました。 ご来場くださった大勢のお客さま、厚く御礼申し上げます。 ![]() これまで15年の間、たくさんの音楽家、支援者に支えられて続けてこられた音楽祭。 名残惜しくも、今年でおしまいです。 この動きが引き継がれて、群馬のどこかでまた新たな古楽の音楽祭が始まることを祈ってやみません。 そしてまた、私も時々群馬での演奏を続けて行きます。 みなさま、あらためて、よろしくお願いいたします。 ありがとうございました!! ■
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by toshimusikk
| 2011-08-22 13:11
| 音楽
イタリアン・チェンバロの製作もいよいよ大詰めを迎えています。
昨日は弦を張り終えました。 2日間かかりました。 というのは、弦を張っていくとピン位置(弦を引っ掛ける)がジャックガイドの穴とずれている部分がいくつも見つかり、 それらをいちいち調整していたからです。 最終的にはボックススライドの穴位置までもいくつか変えなければならず、これは大仕事でした。 しかしそのおかげで、楽器の不具合を直す作業の手順などしっかりわかりました。 弦を巻くピンには穴を開けていませんでした。そういうチュウニングピンの楽器に何度も弦を借り換えたことがあったので、その経験が今回は多いに役立ちました。 穴のあるピンと無いピンどどちらがいいかという問題は、弦を巻き上げたときの見た目と安心感くらいの差かも知れません。 ![]() さて、いよいよジャックの調整、ボイシングの作業。すぐにでも始めたいのですが、3日間は何もできません。 というのは、明日8月20日は前橋市のミニ音楽祭「アーリーミュージックの夏in前橋」というものを主宰しているので、これから群馬県に出発しなければならないのです、、、 そう、明日8月20日(土)は「アーリーミュージックの夏in前橋」 会場 群馬会館大広間 午後1時半開演です! 今年はついに最終回、第15回目となります。 お近くの皆様、ちょっと足を伸ばせば寄れる方、是非に聞きにきて下さい。お待ちしてます! ■
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by toshimusikk
| 2011-08-19 08:01
| 音楽
チェンバロの響板に絵を書き入れました。
絵描きさんは「本間希代子」です。 写真を撮る時、逆光の関係で全体をうまく写せませんでした。 ![]() 加子母の夜というイメージだそうです。 テール部分はこんな感じ。 ![]() ■
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by toshimusikk
| 2011-08-16 07:11
| 音楽
震災の後の福島原発事故。
復興が実感できる震災後の被災地と違って、目に見えない放射能という危険に向かい合って、政府の言うまま、学者・評論家・有識者の言うままに苦渋の避難生活を送っている原発被災者の辛さは計り知れません。 本人、当事者でしかわからない苦しみ。そのみなさんと、ここ加子母で暮らしている自分には大きな隔たりがありました。 それは心地悪い隔たりでしたが、先日、3ヶ月の赤ちゃんを抱いたあるお母さんがぽーんとそこへ石を投げ込んで多きな波紋を起こしてくれました! 人は集まることで癒され、力を取り戻すことが多いものです。 一人で耐える時間もきっと大切な時間ですが、集まることで得られる希望も大切です。 被災地へ向かい、現地の人々と同じ空気、同じ時間を過ごし、現地の人に混じって働き、自分の欲を見つめることが復興への多きな力となります。 同じように、 現地の被災者がここ加子母にやってきて、平穏な人々と同じ空気、同じ時間を過ごして平穏な自分を見つめるということも、きっと素晴らしい復興への力となるでしょう! 加子母のあるお母さんが始めた活動、「つながる命 福島」をご紹介します。 ーー 「福島の母子、加子母(かしも)でリフレッシュ!!」〜サポーター募集 3月11日以降放射能汚染に不安を感じながら暮らしている母子・妊婦さんに、「岐阜県の山村『加子母(かしも)』で滞在して、心と身体をリフレッシュしてもらおう!」というアクションを起こします。つきましては皆さんのサポートをぜひお願い致します。 福島の方は、今私達があたりまえに生活していることが、できず、心にいろんな思いを抱えています。たくさんの方々に助けて頂く事で、輝く命があります。送迎の交通費(約40万円)、約1週間の滞在費(約30万円)など、多額の資金が必要です。支援金や物資、食材などのサポートをお願い致します。どうぞ皆様の愛と行動をお待ちしています!!! ○サポーター募集 ● 食事を作って下さる方(福島の方も一緒に作ってもらいます) ● お母さんの話し相手になってくださる方 ●子どもと一緒に遊んでくれる方 ●看護師免許を持っている方 ●イベントを行ってくださる方 ●必要なお金や物資・食材などを支援して頂ける方 ●支援金や物資などを集めるよう、動いて下さる方 ●事前準備の話し合いに参加して頂ける方などなど ○ 支援金振込先 ・益田信用組合加子母支店 普通 0513475 つながる命 福島 ・ゆうちょ銀行(店名)二四八(ニヨンハチ)普通 0663772 キムラヒトエ ・郵便振替 記号 12480 番号 6637721 キムラヒトエ ○主催団体/つながる命福島 ● 日程:10月4日(火)〜11日(火)(7泊8日) ● 福島から招待する母子:約20名 ●宿泊先:岐阜県中津川市加子母 ふれあいのやかたかしも(相部屋あり) ●代表:木村仁枝(ひとえ) 電話 090-9897-2500 Eメール olivehitoe@softbank.ne.jp ●事務局:(もりのいえ 森本)090-6203-9043 Eメール masa@mori-no-ie.com FAX 0573-79-3268 ●ブログ:「つながる命 福島」 http://tsunagaruinochifuku.blog.fc2.com/ ■
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by toshimusikk
| 2011-08-13 12:01
| お知らせ
毎朝7時過ぎから8時過ぎまでの一時間程度、家の裏に借りた畑に出かけます。
私の朝の日課ですが、起床はたいてい6時半、布団を片付け、お湯を沸かし、ゆっくりと緑茶を2、3杯飲みます。これは毎朝の大切な時間です。 その後朝食前に、晴れていたら畑に、雨だったら調べ物や事務仕事、読書などして、8時半過ぎに遅めの朝飯を食べます。 さて、今日は先日引き抜いてしまったトウモロコシを植えていた土を耕しました。 まず、目立ってきた雑草を引き抜き、鋤で土を掘り起こします。ここは山間部のそれも木曽谷という川の側でもあるので、石ころがたくさん掘り起こされます。 気になる大きさの石はみんな取り除き、また深いところを張っているスギナの根っこやら他のやっかいな雑草の根を掘り出します。 掘り返した穴に土を戻しますが、両手で揉むようにして戻してやります。上と下の土が掘り返されたっぷり空気と触れることで、土本来の殺菌作用が生まれる? そう思ってやっています。 私の畑仕事は手引書などを読んで始めたのではありません。 ここへ越してきて一年半、回りの畑を眺めては見よう見まねで耕し続けています。 もともと、借りた畑というのはひどい草原で、耕作しなくなってから十数年経っているとのことでした。 しばらく前、私の前にここを耕していたというおばあちゃんが亡くなりました。90歳を超えていました。 最近はずっと寝たきりだったそうです。 そのおばあちゃんの死に顔が、「畑仕事など知らないよ」というような色白の美しいお顔だったそうです。 時間はかなり空いてしまいましたが、私はそのおばあちゃんの後を継いで耕しています。 私の後もまた誰かが継いで耕すでしょう。 耕すということはそういうことなんだなあ、と思います。 耕した土地に野菜を植え、収穫した物を自分でいただく。 今はそうですが、耕すということは実は自分のための行動ではない、もっと深い意味のある仕事だと 気づくことができました。 土を掘り返した穴に、その土を両手で揉んで返す。 土を作ることは、人を作り、人の世を作る、 きっとそうだと思いながら、今日も朝の一時間、畑を耕しました。 ■
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by toshimusikk
| 2011-08-05 17:48
| 雑記
今年が最終回となった「アーリーミュージックの夏in前橋」参加申し込みを締め切りました。
7グループのみなさんが出演して下さいます。 初めて参加の方も何人もいる一方で、毎年のように遠くから駆けつけて参加して下さった方で、けがや病気、お仕事で今年参加できいという方もいらっしゃいます。 でも、一年にいっぺん、古楽愛好家が集まってたがいの演奏を披露し聴き合うというイベントは、楽しい交流の場でもあります。今年はどんな出会いが生まれるでしょうか、、、 8月20日、群馬会館大広間、午後1時半開演です! ■
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by toshimusikk
| 2011-08-02 09:59
| 音楽
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