3月27日の八王子市のチャペルグランドヴィクトリアを会場にすでに12回も開催されている「オルガンの散歩」と名付けられたコンサートに出演した。 残念ながらその様子を撮影していないので画像はないが、ご来場下さった大勢のお客さまは多くがリピーターのようで、このコンサートがしっかり八王子という町に定着していることがよく分かった。 主催者は、八王子在住のクラヴィコード製作家、山野辺暁彦さんである。 彼のすごいところは、このコンサートをずうっと入場無料で続けていること!! お話ししてみたら、会場費も正規に支払っているし、他にも、通信費、印刷費等出費は意外に多い。会場におかれた寄付を募るかごに、聴衆は志ばかりを入れている。それだけでは多くが赤字だと思う。 演奏者も充実している。若手を中心に、ヨーロッパで勉強してきた者、コンクールで受賞歴のある者、さらには向学心旺盛なアマチュア(将来のプロ候補)osv. 私はツアーの最後で会場にポジティーフオルガンを運びに前日から八王子入り。 はるばる九州から訪ねて来て下さった小川伊作氏と山野辺邸で合流。そのまま居酒屋モードに突入してしまった。 このコンサートは本プログラムの他に、プレコン、休憩時の子供の演奏など、他にない楽しみもある。 中でも、プレコンのレベルと幅はかなりのもの、通常のコンサートではなかなか聴けないようなアンサンブルの作品が、ここではさらっと、何の気負いもなく楽しく演奏されてしまう。プロではこうはできない。。反省、、 約2時間のコンサートは出演者も多く、いちいちここで名前をあげないが、小さな音楽会を手作りで運営し続けて行くお手本のようなコンサート、興味のある方、地方でも同じような試みを考えている方がたはぜひ参考にされるといいと思った。お手伝いの皆さんも山野辺さんの姿勢に惹かれて毎回心を尽くして協力して下さっているとのこと、休憩の時の御菓子などは全て手作り、終演後には関係者のために、おにぎりまで用意して下さっていた。そういった心遣い一つにも、このコンサートが続いている秘けつを見たように思った。 写真の楽器は山野辺さんが南アフリカの楽器制作者Selwey Robson氏から購入し、現在レンタル用として貸し出ししているものをお預かりしてきた「スピネット」、小さな居間用のチェンバロ。姿形はかわいらしく、美しく、そして本当に邪魔にならない不思議さ。 しばらく私のところで活用させて頂いて、その間に次の使用希望者を募集中。 ピッチも415~440をシフトできるし、なにより軽量コンパクト、一人力でどこにでもさっと移動できるという優れもの。 お問い合わせは私か山野辺さんに直接どうぞ。 私宛メールアドレス office@kokirikosha.com 山野辺さん電話 0426ー35ー3784
by toshimusikk
| 2007-03-29 12:57
| 音楽
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