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陶芸作家 関口理良を読む 続き1

タイトルに「読む」とあるのは、普段はあまり知ることのできない陶芸作家の作陶への思いや工夫、ものの見方や感じ方などを、彼女は正直にブログに書いてくれているので、興味のある方にはぜひそれを読んでみていただきたい、という気持ちを込めて。。
そのブログ自体は書き始められてからの期間は短いし、たくさん更新されているわけでもないので、あまり時間をかけずに全部読み切ってしまえる。それでいて、彼女の作陶の背景とか、専門的な釉薬のこと、絵付けのことなど、実際の彼女の作品の写真を見ながら分かりやすい文章で読むことができる。とくに、2005年8月の辺りは記事も多いが中身も充実していて面白く読めるだろう。

そのブログから引用すると

陶芸作家 関口理良を読む 続き1_c0095185_0374193.jpg私の描いた落書きから、「転写紙」を作って本焼き後に焼き付けたお皿です。
「転写紙」は「シルクスクリーン版画印刷」の技法を用いたもので、シルクスクリーンで使われるインクを「呉須」に変えて刷ったものです。ですからよ~く見ると、絵はドットなんです。
(中略)
私が自分の作品に転写紙を使う理由は、以前も触れましたが、絵を描くと言うよりも描いたモノをコラージュしたいからです。落書きのかわいらしさだけでなく、どこか冷たさと言うか、サーカスティックな感じに仕上げたいんですね。

「焼き物が好き」と言う人に、こういう作風はまずウケないと思います(笑。
だからあえてやりたい、とも思います。やっぱりサーカスティックですねぇー。
(以上、引用)

彼女のいう「落書きを器に転写することで作るコラージュ 」された作品について考えてみたい、それが私の陶芸批評の最初の試みに陶芸作家「関口理良」を取り上げたかった理由である。
陶芸作家 関口理良を読む 続き1_c0095185_0392344.jpg


写真は関口理良さんのブログより借用させていただきました。。
by toshimusikk | 2006-12-12 00:40
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