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彼岸過ぎ

春の彼岸が過ぎても寒さが厳しいこの頃です。
連日の報道で、東北地方の被災者、避難所のみなさんの燃料や物資に欠乏した生活が伝わってきます。
私の住む加子母も東北地方とほぼ同じような寒冷地なので、その辛さは想像というより実感でわかります。

そんな加子母の私の暮らす上桑原地域の大切なお彼岸の行事、木曽谷稲荷さまの祭礼がありました。
何百年も守り伝えられてきた村の伝統行事です。
このお稲荷さまをお奉りする地域の人々は、同じ日に村の無縁仏の供養を行います。
村のこの地域の墓地の外れには50くらいの無縁仏の墓石があります。
どれも古くて苔むしたうえ、表面が風雨に削られてぼんやり形を残すのみというものも少なくありません。
その無縁仏の一つ一つに水をかけ、線香をともし、少しばかりですが花も供え、そして男衆みんなでお経を読み、念仏を唱えます。
この墓の主たちはどうして無縁仏になってしまったのでしょう。
遠い昔のことに想いが巡りました。
東北関東大震災ではどれほど多くの無縁仏が生まれることでしょう、、、
そんな思いもあって、読経にも念仏にも自然に心がこもりました。
その後、加子母川沿いの馬頭観音さまといくつかの無縁仏にも新しい卒塔婆をたて、同じように供養をしました。
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最後にお稲荷さまにお詣りします。
日本の昔ながらの心のこもったお参りです。
まず、般若心経を3回となえます。
その後二礼二拍手一礼、と神式の礼拝をしました。
最後は餅投げで、地域の老若男女たくさんが集まりました。

今年が2回目の木曽谷稲荷さまの祭礼でしたが、参加していて心が温まる、そんな行事なのです。
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by toshimusikk | 2011-03-27 10:26 | 雑記

ふるさと群馬でのライブ、その後

ライブ当日、
午後3時から7時までの停電となりました。
お客さまの方からはやはりキャンセルが相次いで、結果としてライブは実現せず、お話し会になってしまいました。
今、関東地方が一番苦労していることは、東京電力による計画停電とガソリン燃料の欠乏です。
停電は時間帯が持ち回りのようで、日によって変わります。先の計画まできちんと考えられていないので、
数日先の営業や活動がどうなるのか見当がつけられません。

最初に体験した計画停電は夜10時までのものでした。
実家の食卓にロウソクをともし、寒さ対策に用意していた石油ストーブに火を入れて過ごしました。
子供の頃台風で同じようにくらい夜を過ごした体験を思い出しました。
全体的には暗くても、ロウソクの灯は暖かくて、家族との話がゆっくりできました。
ライブ当日も7時までの停電で、会場にはローソクの明かりが灯りました。
電気を使うファンヒーターが使えずちょっと寒い室内となりましたが、あまり気になるほどではありません。
ほんの少し昔の人々は、こんな日常を過ごしていたのだなぁ、、、と想いは巡ります。
ここでも自分とスタッフ、会場のみなさんとローソクの灯を味わいながらゆっくりと語り合うことができました。
実際にチェンバロを組み立てて演奏をすることはしませんでしたが、この語り合いの時間ははるばる群馬へやってきた意味をしっかり与えてくれました。

翌日は館林の芸術ホール展示室にて、花と書と絵とリフォーム展、を開催されていた薗部さんのご好意でミニライブが実現しました。実はこのホールも地震による被害で電気系統がやられて、ホールが使用できなくなり当分の間の催しがすべてキャンセルになっています。しかし幸い建物被害はなく、展示室会議室等はこれまで通り使えるとのことでした。
この日のミニライブは朝10時半からの演奏でしたが、30名ほどのお客さまが集まって下さいました。
ガソリンが無いので自転車でご来場の方も多くおりました。みなさん節電のため暖房を付けない寒い展示室でじっと音楽や私の話に耳を傾けて下さいました。
自分にできること、音楽で思いを広げ繋がること、人の心が様々な違いを飛び越えて響き合う素晴らしさを改めて感じさせてもらえました。

被災地が今の混乱、生命の危機から復興へと生きる力が再生したとき、必ず日本中の心が素直に響き合える時が来ると信じています。その時こそ、いち早く小さな車に小さなチェンバロを乗せて、自分にできる音楽で被災地を支援しに出かけたい。

東北関東大震災の被災地はきっと蘇り、私たちの新たな希望となるはずです!
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by toshimusikk | 2011-03-20 09:53 | お知らせ

停電の町

昨日、岐阜、長野を国道19号線で抜けて、佐久市から内山峠を越えて群馬県に入りました。
途中塩尻市でガソリンの給油ができました。
しかし、群馬に入ると山間部のスタンドもほとんど閉まっていました。
国道もまた下仁田から入った高速道路も車はいつもより少なく感じました。
実家のある館林は茨城県に近い群馬の端です。
高崎からは日も落ちて暗くなりました。
国道17号、50号と東北へ走ります。
町は節電のため外灯は消え、商店の看板にも、駐車場にも灯りが付いでいません。
全体に暗くて不思議な景色です。
途中で通った栃木県内は計画停電で真暗でした。
外灯も信号機も消えた国道をヘッドライトだけを頼りに走るのは緊張します。
ところどころ大きな交差点には警察官がでていましたが、多くの交差点は無人でした。
戦時中の灯火管制はこんな感じでしょうか、、、
水戸市へ続く国道を走り続け、実家にたどり着きました。
このあたりも震度6。
弟の家では本棚、食器棚が倒れ室内がめちゃくちゃに。
実家も工場の屋根が少し崩れていました。
翌朝になって仙台や石巻の親戚たちの無事の報が届き、ほっとしています。
それでも、ここは本当の被災地ではありません。
ただ、その近くに来ただけでも、震災被災地の苦しみに心が共感しています。
明日のライブ、計画停電もあります、人はほとんど集まらないでしょう。
当然と思います。被災地のことを思うとそれどころではないと。
幸運にも震災を免れたわたしは自分にできることをやらないでいいのか?
明日の晩のライブを実行するのは辛いです。
しかし、その辛さをきっと希望に変えて、被災地に音楽を届けに行きたい。
あらためて、そんな気持ちでいます。
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by toshimusikk | 2011-03-17 11:43 | お知らせ

悩み、そして決意、希望のライブを

大地震、大津波、数えきれない死者、被災者。
心が痛み、沈みます。

不幸にもこの未曾有の天災で命を落とされた方のご冥福をお祈り申し上げます。

わたしには何ができるだろう?

心痛の面持ちでテレビが絶え間なく流す破壊された災害現場を眺めるだけでは、何も前に進めない。希望の灯りを灯していくことはできません。
無茶で思慮が足らないと言われても、今自分にできるのは音楽でライブです。頼まれた支援物資も運んで、


18日の かぜくらライブ(群馬県太田市)やります‼
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by toshimusikk | 2011-03-16 10:19 | お知らせ

小さなチェンバロ in かぜくら のお知らせ

群馬県太田市鳥山中町にある古い造り酒屋「今井酒造」
その事務所に隣接してオープンしているのが、喫茶「かぜくら」です。
二年前から群馬で春最初の「小さなチェンバロ」ライブをしています。
今年は岐阜への転居もあって、一月遅れの三月のライブとなりました。

小さなチェンバロ in かぜくら
時 3月18日 金曜日
18:30 開場 19:00 スタート

会場 今井酒造 喫茶「かぜくら」
0276 22 2680 太田市鳥山中町746-2

料金 2000円 1ドリンク付き

出演 haru(渡辺敏晴)

今回はシックな黒いスピネットを使ってのライブ。自作のオカリナも美しい響きで華を添えます。
オリジナルの新曲も完成、ちょっと「へんなうた」- 詩と音楽による3曲。ルネサンスやバロックの
名曲と併せて、どうぞお楽しみ下さい。

みなさまのご来場お待ちしております。
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by toshimusikk | 2011-03-07 11:38 | お知らせ

したれ栗

加子母(村)からお隣、下呂温泉に向かう途中には大きな峠、舞台峠があります。
今は新しい国道で簡単に行き来できますが、一昔前は急な山の斜面をつづら折りに曲がりくねった国道が結んでいました。私はそんな昔は映像でしか知りませんが、現在の新しい国道をすいすい飛ばして運転しながら、昔の国道の映像を頻繁に思い描いて想像の世界に遊びます。
 
この舞台峠を越えて少し道を下ったところの竹原という地域に、国の天然記念物に指定されている「竹原のしたり栗自生地」があります。先日、朝から本当に気持ちのいい青空が広がった日に、家族でドライブに行ってきました。

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葉が芽吹く前なので、この奇妙な枝振りがよくわかります。

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自然の造形の意外さ、大胆さ、素晴らしさに脱帽した一日でした。
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by toshimusikk | 2011-03-01 22:10 | 加子母