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第三回鎌倉芸術祭

11月28日、鎌倉へ行ってきました。

来年1月17日(土)に鎌倉のギャラリー喫茶「ジャックと豆の木」という会場で、いつもの「小さなチェンバロ・コンサート」をやるための打ち合わせです。

今、「ジャックと豆の木」では第三回鎌倉芸術祭というのをやっていて、ちょうどぼくが訪ねた日は藤井信子さんの個展(11月25〜12月4日)を見ることができました。

入り口に立って中をのぞいた瞬間からこちらを圧倒する作品
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骨格をあらわしたフレームに鳥の羽がびっしり!
これらの羽は決して買い求めたのではないそうです。
全てが自分で集めたものか、この作品作りに協力してくれる全国の数カ所の動物園から寄付されたものだそうです。
この写真の作品は、外側だけでなく、骨格の内側にもしっかり羽が敷き詰められています。なんと、美しいフラミンゴの羽です!(写真はとっていません)

さらに、
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この狐の毛皮の作品、、、
これは、作者に聞くと、日暮里近辺のマーケットで売られていたのだったとか。
自ら山野で拾い集めた獣の骨も使い、もちろん、羽も重要な素材です。


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作者の藤井 信子さんです。
言葉で語られる哲学ではなく、何か本質的なもの、根源的なものを作品そのものから感じることができました。

ありがとうございました。
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by toshimusikk | 2008-11-30 13:26 | アート

レンヌRennesにて、最終回

アニエスの家に連絡があり、
明日の新聞に記事を載せるよ、という話が舞い込みました。
さっそく着物姿になって胡弓を演奏する写真を撮ってもらいました。

記事の内容としては、
渡辺敏晴さんが明日、リースの市場で日本の伝統楽器「胡弓」を演奏します。
午後1時より。ということと、ぼくの活動の紹介、来年こちらで演奏会を開く準備にきているということなどが、書かれています。

その演奏当日、なんと生憎の雨でした。
野外で気持ち良く演奏したかったのですが、仕方なく屋根付きの建物の中へ。
そこは肉や加工品を売るための市場でした。
とにかく、限られた建物のスペースに演奏場所を探します。
福田さんがおおいに手伝ってくれました。

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こんな具合です。ほかに比べてスペースがあったのと、喧噪が少なかった場所でした。

人通りはあんまりないどん詰まりの場所でしたが、帽子を置いておいたら、ほんの30分くらいのうちに、10ユーロほどお金が入りました!

寒かったので、結局2時間の演奏許可をもらっていましたが、20分の演奏2回で終了しました。

その晩、今度は福田さんの親友のマチューのお宅に伺いました。

c0095185_10262473.jpgかれは、自宅で打ち込みや編集で音楽作品を作っています。
日本人写真家の女性がパートナーで、二人でぼくらを夕食に招いてくれたのです。
到着後、やはりスナックとともにアペリティフを始めます。
そのうちマチューがシンセを弾きはじめ、音楽好きの福田さんがドラムで参加して、コンテンポラリー・セッションが始まってしまいました。
ぜひぜひ、とのせられて、結局ぼくも持参していた胡弓で参加です。
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こんな風にたくさんの人に会って、そしてお世話になりごちそうになり、福田さんに助けられて無事にレンヌでの滞在を終えました。

帰りの飛行機はもちろんトラブルなし。

あっという間の一週間でした。
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by toshimusikk | 2008-11-27 10:38 |

フランス、レンヌRennesにて

ぼくと福田さんのふたりはようやくレンヌに到着。

パリでは天気が悪く雨だったのに、こちらはうって変わって快晴でした。
レンヌは福田さんが現在も大学の哲学科博士課程に籍をおいている町で、ブルターニュ地方の中心地でもあります。彼は今日本で職を持っていますが、この学園都市には年に2回くらい帰ってくるのです。この11月に博士論文のレジメのようなものを提出しなければならず、今は大事な時期。

そんな彼が今回の旅行のパートナーで、本当にラッキーでした。

レンヌでは、福田さんの教え子でもある??(あれ、どうだったかな)アニエスさんのお宅に投宿しました。
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ぼくのお土産の羽織がとてもよく似合うアニエスさんでした!

また、アニエスの娘エマニュエルと親友のペンダリオ家のエロイーズは、今年の夏日本に旅行し、その時にぼくの紹介で東京の千成千徳先生のお宅にホームステイさせていただいたのです。今回の旅行もそんな下地があってのこと。
できれば千成先生のコンサートをレンヌで開きたいという希望を持ってのことです。

レンヌ到着の晩には、ペンダリオ家での歓迎晩餐会に呼ばれました。

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写真はペンダリオ家とアニエスの家族と一緒に映っています。撮影者の福田さんはいませんが、、、
そして、これは夕食前のアペリティフを楽しんでいるところです。
そう、一時間(あるいはもっと)こうして、ちょっとしたつまみを楽しみながら、アペリティフで身も心もほぐして、それからが、食事になるのですが、このぺースは日本人にはなかなかなじめないでしょうね、、、
ほんとに、たっぷり時間を費やすのです。
そして、たっぷり語り合うのです。
テレビなんて当然存在しませんよ!

ぼくの着物姿、いかがですか?

これで、翌日は市場での大道演奏となるわけです。
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by toshimusikk | 2008-11-25 00:40 |

橋の上から

もういい加減、フランス旅行の日記には飽きてしまったよ。
でも、肝心のレンヌという町のこととか、市場でのぼくの大道演奏とか、不思議なセッションとか一番メインなことにたどりついていない。

でも今日の話題は、ぼくの家から街に出る時に渡る橋の上のこと。

「聖石橋」という名前は、川の中州に大きな岩があって、そこには鳥居も建てられているんだけど、その石にまつわる伝説から付けられた名前だそうだ。

ぼくはこの橋の上で歩いていたり、自転車に乗っている時に、これまで3度も大事な帽子を風にさらわれてしまった。風で頭から飛ばされた帽子はどれもみな、川面に落ちていって、それでさよなら。

しかし、ここは眺めがいい。

今日は谷川岳の方面と、浅間、草津の方に雪雲が出ていた。
明日あたり、浅間山は真っ白に雪化粧していることだろう。
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橋の下を流れる川をのぞくと、この季節は産卵のために寄り添って泳ぐ、大きな野鯉の姿があちこちに見える。

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この川、この橋が一つあるおかげで、ぼくのすむ家は街と違う田舎らしい静かで落ち着いた雰囲気を保っているんだ。

この岸とあの岸、
橋を渡るというのは、いつも少し心が騒ぐ。
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by toshimusikk | 2008-11-19 23:47 | 雑記

パリ、Atelier Marc Ducornet

Marc Ducornet、マルク・デュコルネさんは現在ぼくが大きなコンサートで使うジャーマン・ダブルのチェンバロを作ってくれた製作家です。

彼のアトリエはパリ郊外にあり、楽器製作中の時も行ってきましたが、今回の旅でも訪問してきました。いろいろ情報をもらいたいことがあったので。

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ここが彼のアトリエで、何人もの製作スタッフが働いています。
ところが、看板も何にもないし、地下鉄の駅からちょっと歩くところだし、いつも見つからなくて付近を歩き回ってしまいます。こんかいもそうでした。

途中で親切に声をかけてくれた道路作業員の人が、いかにも知っているような道案内をしてくれたのですが、それでも見つからない。
そう、一説によると、フランス人は実は知らなくても、とりあえず道を聞かれたら案内するのが礼儀なのだとか、、、

とにかく、たどり着くことができました。アトリエの建物の前に立っているのが、同行者の福田さんです。

このアトリエであらゆる作業を全て自前でこなしています。
4階あるすべてのフロアーがしっかり分業化されていて、材木の切り出しの部屋、細かな作業やベントサイトを加工する部屋、塗りの部屋、仕上げの部屋、倉庫ときちんと区分されています。この建物の中でマルクさんは30年間チェンバロを作り続けてきたのです。
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彼とはほんとに久しぶりの再会で、話に花が咲きました。
大切な情報もいただけました。

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写真ばかりの日記になってしまいますね、、、

このアトリエも来年の4月には引っ越すのだそうです。
ちょうどこの辺り一帯が区画整理地域になっているため、このままの建物で仕事を続けられないのだとか。
しかし、さらに30キロほど離れたところに、あたらしいアトリエを建設中ということで、気力充実といった感じでした。

来年の4月、アトリエが完成した後日本に来るそうで、その際の再会を約束しました。

翌日、TGVに乗ってRennesレンヌに向かいました。
途中は本当に見事な田園風景で、池なども散在して、気持ちのいい田舎の風景を見ることができました。
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by toshimusikk | 2008-11-18 23:06 |

フランス旅行、パリ編

 現在のことですが、ぼくが一番最初に手にしたチェンバロ、フレンチダブルの「エムシュ」という当時の作者のものをコピーした楽器ですが、それを引っ張り出して整備中です。半年以上の間、直立状態で部屋のすみに立てられていました。これを使いたいという人が現れて、やっと活躍の場を見つけた楽器です。
 こうして、久しぶりにこのフレンチ・ハープシコードを弾いてみると、じつにフレンチらしいいい音がします。とはいえ、プロとしてコンサートで使う楽器としては、すでに役目を終えていることも事実です。感慨深くて、寂しい思いもありますが、まだまだ使えるこの楽器を次の人に手渡していきましょう。

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さて、パリ編です。

 シャルル・ドゴール空港で一夜明かした二人は、翌朝一番のバスでパリ市内に向かいました。けっこう道のりはあるのですが、平日の朝ということで高速道は大渋滞。
 さすがにバスの運転手は慣れていて、ちょこちょこと脇の一般道を走っては高速の渋滞の横に割り込んでいきます。たしかにそうでもしないと、到着までにどれくらい時間がかかることやら。車社会って大変です。それにしても、ここでは日本車は少ないです。というか、ほとんど見ない!

 モンパルナス駅の近くに、旅の相方の福田さんが何度も利用しているというホテルが、朝から荷物を預かってくれるというので投宿することにしました。

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 この写真はモンパルナス駅です。
パリにはこれまでも何度か宿をとったことがありますが、星が2つ以上でないと、本当に快適な部屋は難しいでしょう。星なしというホテルもありますが、ぼくらは星一つのホテルに落ち着きました。一人乗りのエレベーターで4階の部屋に。
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窓の外はいかにもフランスという家々が並んでいます。

パリ滞在はこの一晩だけです。
その晩の目的は、福田さんの旧友や指導教授らが集まる、ラカン派ミーティングです。
われわれはカルチェラタンのソルボンヌ広場で待ち合わせて、なかなかアンティークな感じのレストランに入りました。
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この写真の中に、日本のラカン協会の理事の半数が集まっているのだそうです。

さて、翌日はTGVに乗ってレンヌ(Rennes)という本当の目的地に向かいます。
その前に、パリではぼくがいま大きなコンサートで使っているジャーマンダブルのすばらしいチェンバロを作ったマルク・デュコルネ(Marc Ducornet)氏のアトリエがあり、そこを訪問したのですが、その様子はまた次回に。
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by toshimusikk | 2008-11-14 17:30 |

フランスにて(レンヌ)

11月12日、
一週間という短いフランス旅行から戻りました。
この一週間はとても凝縮された、日常と違う時間を過ごしました。

まず、

出発でのエンジントラブル!

本当に出発直前、
これから離陸用滑走路へと向かうそのとき、スロットルをあけた瞬間、
ボンッ、という音とともに、ぼくの乗った右側の一番外のエンジンから白煙が吹き上がりました。機長が離陸をあきらめるというアナウンス。そして、機体は駐機場にもどり、乗客は2時間も機内に待たされました。そして、別の機体に乗り換えて出発するというアナウンスがあり、乗客は出発ゲートを逆進してロビーに戻るという珍事を経験しました。
とはいえ、出発前のアクシデントでほっとしました。

6時間遅れで出発したぼくたち二人、相棒はレンヌ第1大学の哲学科博士課程に籍を置く、福田肇さんです。

パリのシャルル・ドゴール空港に着くと、夜11時少し前です。
今晩どこに泊まるんだ?! という不安。
さて、ホテルは予約してあったのです。しかし、到着の遅れているわれわれ二人をホテル側が勝手にさっさとキャンセルしてしまい、部屋なし状態の二人。
悩んだ末、空港で一晩明かすことにしました。
初体験で、これもまた面白い語りぐさです。

まずはここまで、空港編といったところかな。

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写真は、ウエスト・フランス紙に載った自分の記事を肴にビールで乾杯、といったところ。

次はパリ編とレンヌ編と続きます。
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by toshimusikk | 2008-11-12 16:37 |

フランスですること(加筆)

明日からフランスに行ってきます。
一週間という短い間ですが、本当に久々のヨーロッパ。
でも、フランスという国には旅行者として出かけたときの悪い印象が、、、

まずはパリで、

Ducornet(デュコルネ)さんの工房を訪問します。

懐かしいなぁ、、、
マークに会うのは何年ぶりだろう。
最後は彼が日本に来て、この群馬まで会いにきてくれたとき。
そうそう、かれのクレジットカードが突然使えなくなって、小さな資金援助をしたんだっけ。。。

今回は、来年3月の終わりに計画しているガンバとチェンバロのコンサートの相談。
その時の楽器のレンタルのことやら、できればパリのどこかでコンサートも企画してもらえるようにお話ししてきます。

次はレンヌという町に。
今回の旅はここレンヌがメイン。
そこにぼくのコンサートの協力者、アニエスがいます。
宿泊もアニエス家なので、助かります。
彼女の紹介で、ケルト音楽のミュージシャンと交流ができるし、
8日(土)にはナントで開かれるフェスト・ノーズ(ブルトン語で夜会)に参加して、
胡弓を演奏してくる予定です。
ぼくのコンサートに協力してくれる音楽家も現れたということなので、いまから本当に現地が楽しみです。

今回は観光旅行ではないので、一つも名所を見にいくわけではありません。
あちらの人とつながってくることが、一番の目標です。

ケルト音楽をじかに体験し、ほんの少しでも学んでくることも、大事な目標です。

そんなことより、荷造り!

と思っていたら、おなじレンヌ近くのケルト音楽家でアコーディオン弾きのPhillipフィリップが12月はじめから1月4日までの一か月、日本に来るという連絡がはいってきた。一緒にコンサートができるといいな! フィリップはかなり頭よさそうだから、一か月も日本にいたら、きっと日本語を話し出すだろうな。
考えただけで、楽しい!

さて、この楽しさをみなさんにもお分けしなければいけませんよね。
しっかり勉強してきます!

明日朝早い!!

大丈夫かな、、、自分。。。

早く寝るためのお酒を飲んでいたら、、、
ああ、Veroniqueからメールの返信が今頃届いたよ!
彼女が日本で修行中、何度も一緒にコンサートをした尺八演奏家。
会いたいなぁ!
(ローマ字日本語のメールでした)おもしろい。

さらに、、、

レンヌ警察から、8日(土)のリスの朝市での演奏を許可する
旨のメールが届きました。

Lors de votre arrivee sur le marche des Lices, veuillez prendre contact avec
le placier qui vous indiquera les differents emplacements qui leur seront
impartis.

やっぱり、警察の許可がいるんですよね。
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by toshimusikk | 2008-11-04 19:18 |

たっぷり一日過ごす、練習なし。

朝早く目が覚めてしまうなぁ、、、
もっと寝ていたいのに、なぜ目は覚める。。。
といっても7時過ぎなんです。

まあ、5時間くらいは寝ているのかな。

朝はやること結構あって、すぐに10時くらいになってしまう。

でも、実は昨夜からずっといつも使っている楽器(小さなチェンバロ)のことが気になっていて、それで眠り足らないのに目覚めてしまったのだと思う。

小さなチェンバロ、は、ずっと友人から御借りしていたもの。
自分のものではないけど、これに出会ってからコンサートでも録音でもその魅力を十分に発揮できるように、たっぷりたっぷり手をかけてきたのです。
自分と心が通じるまでになった、幸せな楽器です。

さて、そろそろ里帰りさせてあげなければね。
もう、ぼくのところでは力を使いきってくれました。
これからは、この後に続くほかのみんなのために、その魅力を見せつけてやって下さい。

寂しくなりますが、お別れするのはまだもう少し先ですよ。

小さなチェンバロ、に続く、新しい小さなチェンバロをぼくの世界に呼びましょう。

今朝、よく知っている製作家と話しました。さらに、今ぼくが持っていて全く使っていない大チェンバロを欲しいといってくれている方ともお話しました。

昼にパンを買いに行くと、イラン人のアミラさんのお店にはいつもの求人広告の張り紙がなくなっています。

くりくりっとした人がガラス窓の奥でチャーミングに動き回ってる。

「こんにちはー」っていって入ったら、、、

棚にパンがほとんどありません! なぜ?

ワゴンの上にちょっと、これって残り物?

野菜たっぷりパンとフルーツたっぷりパウンドケーキを買いました。

レジで新人従業員さんが、、、英語を使う!
なので私も久々に英語でお買い物。
フィリピン出身の彼女は目もくりくり、からだもくりくり、
そして英語がきれい。

さて、明日は半日、地球屋でライブですよ。
みなさん、聴きにおいで♪! ね。
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by toshimusikk | 2008-11-02 22:14 | 雑記

つぎあて

9月の演奏旅行で九州に行ってから、ずっとしたかったこと。

それがズボンんへのつぎあてです。

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数日前に、ついに思いきって継ぎ当てに挑戦。
思った通り、いいものに仕上がりました。
継ぎ当てってオシャレですよね。

でもこんなの序の口、
九州で見た人はもっとすごかった、
そしてオシャレだった。

でもとにかく、膝小僧がすこし破れてしまっただけで捨ててしまうより、
継ぎ当てをしてもう少しはいてあげる方が、
こちらも気分いいです!

ちょっとだけ壊れてしまったからといって、捨てない。
そこがいちばんのオシャレなんだネ♪
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by toshimusikk | 2008-11-02 00:09 | 雑記