カテゴリ:雑記( 118 )

解禁日!!

今日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だったのですね。
一昔前はちょっとしたお祭り騒ぎみたいに騒ぐ人たちがいたけど、最近はどこの酒屋でも、そこらのコンビニでも売られるようになってしまって、ブームは過ぎてしまいましたね。

とはいえ、フランス好きにとっては新酒のワインは今の季節の待ちに待った楽しみなのでしょう。
群馬県渋川市には日本シャンソン館という素敵なシャンソン博物館があって、ボジョレー・ヌーヴォー解禁イベントが開催されます。今年第8回のそれは、ぼくのクラヴサン(チェンバロ)独奏による「フランス・バロック音楽コンサート」です。18日土曜日、午後3時より。

渋川市はぼくの住む前橋市のお隣のようなところなのに、シャンソン博物館へはまだ一度も行ったことがありません。どんなところだろう、楽しみです。
それなのに、昨日から指先にあかぎれのようなひび割れができて痛い。。テープを貼っておけば、あさってまでには良くなるかなぁ。。

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いつもの散歩コースにある場違いなほどレトロなおもちゃ屋さん。お客がいるところを見たことがないけど、何とか商売できているのだろうな。セルロイドのお面に風車! 子供より、大人が寄って来るんだろうな、こういうところは。。
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by toshimusikk | 2006-11-17 00:21 | 雑記

雲一つない晴天でした

昨日はあんまりお天気がいいし、仕事もないので、午後久しぶりに赤城山に出かけてきました。
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じつはぼく、赤城山に行くのはこれまで冬専門でした。山上湖の大沼が全面凍結した頃からワカサギつりに出かけていたのです。
当然のこと凍った山道を上りも下りもドリフトしてしまう車にカウンターを当てながら、毎年何度となく往復したものでした。
雪も氷もない道を上っていくのは本当に久しぶりです。きのうは完全なる晴天のせいで、かなり気まぐれになっていましたね。
大沼の周りの旅館やお土産屋さんの一軒に塩原山荘があります。ここの女将さん純子さんが知り合いなので顔を出してみました。
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夏の営業を終え、もう店じまいの準備を始めているではありませんか。。
全ての商品棚に大きな白い布がかけられています。それでも純子さん、ぼくのためにわざわざ営業用のマシンでコーヒーを入れてくれました。
昨年亡くなったご主人の作曲された曲を集めて、この1年祭にCDを作られたこと、日動画廊の現代アート部門で活躍されている息子さんの最近の様子など、ゆっくり伺ってきました。
コンサートの予定が目の前に迫っていると、何かとゆっくり過ごす余裕も無くなってきます。今日はそんなことも忘れて、陽射しの美しい午後の山上でのんびりしたひとときを過ごせました。

さあ、このあと頑張るぞ〜!!
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by toshimusikk | 2006-11-09 00:08 | 雑記

2つのライブ

昨日、11月2日は群馬県榛東村の地球屋さんというちょっと変わったお店のちょっと変わった音楽祭で、ソロのライブをしてきました。
いつもの小さなイタリアン・チェンバロを持って榛名山の裾野を上がっていくと、観光バスもよく訪れる「榛名グラス」という大きなガラス工房があります。その向かいの骨董と着物のお店です。
今年そこで吊るし雛の全国コンクールというのをやり、その一環でギネスブックに挑戦した世界一のつる吊るし雛を展示しています。この度、その吊るし雛に見事ギネス認定証が届いたのです。
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チェンバロを演奏する私の脇の壁に何やらたくさん吊るしてあるのは、その吊るし雛に使われるお人形です。一体一体が、何となく小猿のような格好をしています。

ライブと言うのは意外に楽しい仕事です。ほとんど聞かずに素通りの人もいますが、コーヒーを注文してじっくり聞いて下さる方もいます。そんな方は帰りがけに、決まって声をかけて下さり、お辞儀をされて去っていきます。やっていて、いいなぁ〜、よかったなぁ〜、と思える瞬間です。

4時にライブを終え、荷物を車に積んで速攻で一路愛知県大府市へ。
考えたら大変な移動です。若いときにはやらなかった?!・・・
それが今は平気でできます。ぼくの人生、これから再スタートという気持ちでいますから。。
途中通った東海環状自動車道はすごかった!! 広くて、きれいで新しい、しかも飛ばせる!! 120キロでス〜イスイでした。

そして今日3日、名古屋市緑区のマナ保育園竣工式の祝典と祝賀会にて演奏。途中からはもうライブです。どんどん弾いちゃいます。チェンバロを弾いて、聞いてもらえるのは楽しいです。ぼくって昔と比べてずいぶん変わったなぁ。
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保育園なのにとても素敵な建物。ホールも響きがいい、何より天然木をふんだんに使用しています。どんな大きさの部屋でも、木造の空間でチェンバロを演奏すると、音が大変美しく聞こえるのは何度も経験しましたが、ここもやはりそうでした。
園長先生の3人の娘さんはみんな音楽家です。次回はぜひジョイントを、、、話題も広がる楽しい一時でした。
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by toshimusikk | 2006-11-03 16:10 | 雑記

ちいさなツアー

11月2日から小さなツアーが始まります。帰宅が5日の深夜だから、ほんとたったの4日間です。それでもコンサートであちこち回れるのはうれしい!!

どんな人たちと出会えるのか、どんな苦労が待っているのか、自分の限界はやってくるのか?
ちょっとした冒険ですよね。

でも、一つの小さなツアーが次のツアーへとつながっていく。それは確かな手応えとして感じられます。不思議なことです。人って、動き始めると何やら回りもそろって動き始めるらしい。

音楽という仕事は、放浪していてもなんとかやっていられるものです。むしろ、どこかの小さな町に根を下ろして動けなくなってしまうと、仕事は細って枯れていきます。いくら人々が音楽を愛するといっても、音楽家に対していつも優しいわけじゃない。
学校の先生になれば別だけど、ぼくのように自由に演奏しているだけの音楽家は時には冷たい風に吹き曝されることもある。しょせんは芸人ですから・・・

親には大金を使わせて勉強させてもらった音楽だけど、いつまでたってもこの恩を返すことは難しい。ただ、ぼくの音楽を待ち望んでいる人がいる。それで心が癒され、救われるように感じてくれる人がいる。その人たちのおかげでぼくがいる。ぼくを応援してくれる人たちに、たくさんの小さな絆で支えられて音楽を続けていることが、ぼくがこの世界に必要とされている証だと気付かされることが本当にうれしい。
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by toshimusikk | 2006-11-02 00:47 | 雑記

演奏旅行

9月20日から今日までの12日間、演奏旅行に行っていました。
行く先は九州、帰路愛知県大府市、山梨県富士吉田市。

レガシーツーリングワゴンにショートオクターブの小さなイタリアンチェンバロを積み、さらに椅子、照明道具まで積み込んで出発。 まずは一路大阪南港を目指しました。九州別府までそこからフェリーに乗船していくのです。c0095185_1848634.jpg
 フェリーは夜7時過ぎの出航。わずか一晩なのに、20年ぶりくらいの船旅だから少し興奮ぎみです。これから始まるコンサートのことを考えると、あまりはしゃいで夜更かしなどしていられません。

 九州で私のコンサートをコーディネートしてくれたのは、大学時代に一級先輩の、小川伊作さんです。
 彼は別府古楽祭というイベントを、毎年9月の秋分の日に開催しています。今年がその第7回目でした。私は今年が3回目の参加になります。
 この古楽祭の前に、大分県豊前市で、後に福岡県北九州市で「小さなチェンバロのコンサート」と題した私のコンサートが用意されていました。
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写真右側が小川さん、左は私です。

 九州では少し体調を崩してしまい、小川さんにも周りのみなさんにもご心配をおかけしましたが、演奏会の方はぶじにこなすことができました。

 帰路、愛知県大府市在住で画家の小川淳くんと合流。彼の仲間の展覧会でチェンバロコンサートを開いてくれるのです。
 しかし、ここからが今回の演奏旅行の不思議な出会いが続くことになりました。しいていえばスピリチュアルな旅が始まったのですが、詳しく語ることは後ほど、機が熟してからにします。
最後のコンサートも、予定を一日ずらして、10月1日に富士吉田市の禅寺、吉祥寺で行われました。
 見えない力に引っ張られるように、心と魂と音楽という問題が中心テーマになって、最後は座禅会に参加して全日程を終了しました。c0095185_19212620.jpg

 今回の演奏旅行に力を貸して下さった皆様、
  小川伊作さん、小川淳くん、久米亮子さん、野村卯さん、山口隆之さんと奥様、吉祥寺住職渡辺さん、関口理良さん、角田聡マネージャー、私の家族・・・本当にありがとうございました。
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by toshimusikk | 2006-10-02 19:26 | 雑記

音楽会の楽しみ方

最近は自分が関係するコンサートが多くて、なかなか他のコンサートに出かけられない。
それでも、クラシック系のコンサートというと大変気になっていることがあるので、今日はそれについて少し書いておきましょう。

クラシックのコンサートというのは、いわゆる「リサイタル」が中心で、これは独奏者が日頃研鑽を積んできた音楽表現を、ホールの舞台の上でお客さまに純粋に聴いてもらう形式です。
余分なアナウンスも解説もほとんど無く、演奏者は時間に現れ、演奏し、黙っておじぎをして帰る、こんなスタイルの音楽会です。
もちろん、聴衆とのコミュニケーションを取りながらも、主眼点は演奏者が自分の音楽を静かに聴いてもらう立場でそこに登場しているということでしょう。

さて、ぼくが演奏するバロック音楽は、その時代演奏家が自分のために音楽会を開くなんてほとんどあり得ないことでした。

演奏の目的は、その時その部屋に、その大広間にいる人々の気晴らしのため、ちょっとメランコリックだったり、ちょっと幸福をつかんでいたり、恋に憧れているような人々の心をやさしく増幅させてあげられる・・・一見公的で、しかし深くでは私的に必要なエンターテインメントだったのです。

舞踏会を合わせたような催しや、オペラやバレエのような主催者の権威を象徴するような場面でも、音楽はその華麗さを引き立たせる影の主役でした。

演奏する側は、当然なぜ自分の音楽がその場の人々に必要なのかはっきり理解していました。その要望に応えることが義務でしたから。どんなに見事なテクニックでも、まねのできない天才的演奏をするものでも、その場の人々の不興を買うような自分本位の演奏では、たちまち職を失ってしまうでしょう。

ある夜会では、ほとんどの客人は食べたり飲んだり、話に興じたり、女性や男性の品評会よろしい目つきで室内を眺めまわしている中に、淡々と演奏している音楽家の近くに寄って、そっと耳を傾けるご婦人や紳士がいます。演奏家は彼等のために細心の注意を払いながら、デリケートな音楽の会話でその耳と戯れます。そんなささやかな遊びに満足して、客人方はまた社交の人々の中に歩み去ります。演奏家なら、その短いせつなに彼等の音楽に詰められるだけの心を音に託しているのです。それがテクニックで、それが演奏術なのです。

箱形のホールに一様に舞台を向いて座った大勢の聴衆。そして明るいステージでカリスマになって演奏を披露する音楽家。現代の音楽会は、リサイタルと称してこのような音楽会を何十年も続けています。

やはり、バロック時代の音楽を演奏している人間としては、短いドラマに自分の音楽を託してみたいと思います。全部完璧、全部が最高、というのとは、目指すところが違い過ぎて、比べようがありません。だけど、音楽だけが主で中心の音楽会には、やはり不満を覚えますね。
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by toshimusikk | 2006-09-12 15:14 | 雑記

時間を超えた2つの音楽会

松野迅というバイオリニストがいる。あまりに貴公子的風貌に、男のぼくはコンサートに行くより先にたじろいでしまうけれど、ある新聞にこんなことを書いていた。

「”苦辛の黙にはなれない・・・” そのたぎる想いが、彼の口調から感じられた。ポーランド出身のピアニスト、クリスティアン・ツィメルマン氏だ。もうすぐ50歳。
 来日した今年5月、彼は会見での『イラク戦争への日本の参加に失望』発言のみならず、ステージでも日本でメッセージを語った。『イラク戦争に反対した人達に、敬意をもって、演奏を捧げたい』と。 言葉も練り上げての来日に、ぼくは勇気づけられた。ショパンの『葬送』を演奏した後アンコールをせず、分厚い抗議と哀憐をステージに留めた」

実は大学生の頃同じようなことがあった。しかしこちらの方が事態は大きな問題となったはずだった。
 
リヒテルという大ピアニストの名を知る人は多いだろう。晩年はたびたび来日公演を行ったが、まだソビエト連邦が強さを保っていた頃、ポーランドでは連帯という労働者の組織が、国の独裁的な政治に対して抗議活動をはじめていた。世界は毎日長時間に渡ってこのニュースを取り上げ、砂粒一つ見落とさないほどの熱心さで注目していた。しかし、その連帯委員長ワレサ氏が当局によって逮捕、拘束されると、事態は暴動と軍事制圧の危険性を孕んでいた。

事件はそんな中、誰も注目などするはずない日本の、平和な上野公園内、東京文化会館で起きた。

それは、リヒテル氏のオール、ベートーベン プロのコンサートだった。満員の大ホールで、彼は淡々と、そして美しい彼だけの音でベートーベンの計算された緻密な音楽を演奏し続けた。割れんばかりの拍手とブラボーの連呼に、彼はもの静かにアンコールに現れた。

演奏されたアンコールは3曲。ショパンの練習曲集から。そして最後の一曲は『革命』だった。このときの客席の沈黙と緊張は今も忘れられない。彼は何も語らなかったが、それだけでもう十分だった。私たちは、いい知れぬ世界の重さを肩に感じたし、個人をこえた情熱のくすぶりのようなものに揺さぶられていた。

その後もリヒテル氏は、無事活躍を続けたことに深く安堵した人は多かったろう。そのコンサートの評論・・・ぼくの曖昧な記憶によれば、朝日新聞に載った細川周平さんのものしか読む機会に恵まれなかったのは残念だった。


ぼく達は、芸術家として、音楽家として、何を行うのか?
音楽を演奏するということは、どんな世界につながって、どんな役割をになっているのか、答えの見つからない問いかけに光を照らしてくれた2つのコンサートについてご紹介しました。
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by toshimusikk | 2006-09-09 09:19 | 雑記

9月のコンサートの予定

9月は後半忙しくなって、しかも演奏旅行もあるので、しばらくブログ更新ができなくなる予定です。そこで、この場を借りて、自分のコンサート予定を公開しておきます。
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16日(土)山崎酒造酒蔵コンサート、群馬県太田市新田町木崎、19時開演
22日(金)もみじ学舎コンサート、大分県豊前市、19時開演
24日(日)別府古楽祭参加、大分県別府市
25日(月)雛蔵コンサート、福岡県北九州市小倉、19時開演
28日(木)カフェ風見鶏コンサート、愛知県東浦町、19時開演
30日(日)???      山梨県富士吉田市

30日のコンサートはバイオリンと一緒です。まだ、詳しい連絡を頂いておりませんので???としました。それ以外のコンサートはだいたい、ショートオクターブのイタリアンチェンバロによるソロコンサートです。

お問い合わせとしては、こちらのメールアドレスまでお願いいたします。

toshimusikk@excite.co.jp 
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by toshimusikk | 2006-09-04 23:49 | 雑記