「童貞。をプロデュース」の余韻

池袋、シネマ ロサ まで見に行った松江哲明監督「童貞。をプロデュース」
9月3日夜9時からのレイトショーだった。

それからなぜか映画の余韻が続いている。。。

この映画は前半が2年前に撮影された童貞1号加賀くん主演の部分。後半が昨年撮影された童貞2号梅澤くん主演の部分。この2つの間に、インテルメッツォ(間奏曲)のように銀杏BOYZの峰田くんが「穴奴隷」(作詞作曲加賀)を歌うシーンが挿入されている。

前半の童貞1号くんは「純愛」を理想とする元引きこもり青年。好きな女の子に告白する度胸を付けるため、なぜかAV撮影現場に連れて行かれる。そこで、ベテラン監督、カンパニー松尾さんと出会う。。。笑えるシーンの多い、不思議なキャラクター。そしてなぜか、胸にキュンと響いてくるものがある。

その童貞1号加賀くんが作った歌「穴奴隷」
これには感動した。
目がうるうるとするくらい、感動した。
このショッキングなタイトルからは想像もつかない美しく切ないラブソングだった。
映画の中でたった一度しか聴いていないのに、この歌も映像も頭から離れない。
深夜の中野サンモールの路上でギター一本で熱唱する銀杏BOYZの峰田くんの姿がとても印象的だった。いかにもストリートミュージシャン的な姿だった。

後半、童貞2号梅澤くんは仕事はゴミ焼却施設勤務、趣味は捨てられる古雑誌を集積所で漁っては丹念に、愛情を込め切り抜いてはブック作り。いわゆるはっきりオタク。その彼が憧れるかつての清純派美少女「島田奈美」。現役アイドルだった頃の彼女に恋いしているようだ。
映画では結局島田奈美には会えず、なぜか以前好きだったのに振られた女の子とデートすることに。。。梅澤君はゴミの山の中に、自分の心に繋がる「今」を漁り続けているようだ。

映画の中で不器用な童貞君たちは、想いを伝えたい人に会うために、意外な方向の人たちと出会っていく。そして、自分を揺すぶられながら、自分を大切に守りながら、人生の新しい窓のようなものをそっと押し開いている。そんな様子が、セルフドキュメント風な映像と出来事で紡ぎ出されていた。

後日、あるコミュニティーサイトでこの映画を見に行ったという日記を書いたら、
なぜかそこに、監督の松江さん、プロデューサーのXXさん、主演の梅澤くんらの足跡がついている。人生の何百万分の1の時間であっても、全く知らなかったもの同士がこの映画を通して触れあったということに、人の繋がりの不思議さと、楽しさと、可能性とを大いに感じた。

この映画のお陰で銀杏BOYZのことも知った。「穴奴隷」という歌の歌詞も全部教えてくれる人がいた。いつか自分でも口ずさんでみたい。もう一度、見に行くか!
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by toshimusikk | 2007-09-06 09:53 | 雑記
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