若林美智子さんの演奏する胡弓のアルバムを聴いた。
若林さんは東京生まれということだが、風の盆で有名な八尾市で育ち、そこで胡弓名人として知られていた祖父から胡弓を学んだという。 いつだったか、NHKが特集した「風の盆」のドキュメンタリー番組でも若林さんの存在が一つの軸のようになって構成されていた。 アルバムのタイトルは「哀の調べ~風の盆の里より」 一曲目から「越中おわら節、胡弓独奏」。 確かに哀調を帯びた胡弓の音色だが、若林さんの音には滲み出てくるような力強さが嗅ぎ取れる。きっとその力強さは、名人といわれた祖父の演奏にもあって、胡弓という楽器が汲み上げる「風の盆」の心のようなものなのだろう。 さて、 実はぼくも、今日は胡弓を持って栃木県足利市へ出かけてくる。 足利市はぼくが高校時代と浪人中ののべ4年間を過ごした街。 史跡「足利学校」で有名だが、その近辺で芽生え始めたイベント、「着物の日」の応援として、着流し姿で胡弓を弾いてくる。 チェンバロ奏者として集中せずに何でも器用に弾く人だ、、、と思われているかもしれない。 楽器や演奏のテクニックは違っても、音楽家としてのぼくは少しも違わない。 音楽に触れあいたいという思いを運びに行くだけです。
by toshimusikk
| 2007-07-29 09:31
| 音楽
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