ドレミって何なの?

そういえば、ドレミの由来って知ってますか?

普通は知りませんね。それでも、何の疑問もなく使っています。
ドレミが何なのかを知るのは、音楽理論の一番最初にちゃんとやっておく必要がありますね。

というのは、今日もある方から電話があったのですが、会社を定年退職してから大好きな音楽をきちんと勉強しようと、ピアノを習いはじめる。ところが音楽の勉強など何十年もやったことがない。そして、ただ弾けるようになりたいというのでなく、理解して弾けるようになりたいと思っている。その方が一番わからなくて嫌になってしまったのが、ピアノの先生から要求される楽譜の理解がどうしても身に付かないという苦しさだったのです。結局その方はピアノを断念し、現在はメロディーを楽しむだけの中国の二胡の教室に通っていますが、大変もの足らないという感想でした。

さて、大人になって初めてきちんと音楽を勉強したいという方はかなり増加傾向にあるようです。その割に、教える側は大人の場合の対応法があまりしっかいりしていないようです。

音楽理論とかソルフェージュとか、一般には正しく楽譜を読み解くための力をつけるためのものですが、どうもお勉強止まりというか、実際とうまく結びつかないというか、問題があるように思います。この辺は絶対に誰かが何とかしないと行けない時が来ると思います。
幸い現在、「音楽理論研究会」なるものが、私の先輩の小川伊作さんの提言で立ち上げられ、島岡譲先生が中心になってその空白部分を埋めて、音楽の実際と(書かれ読まれるもの)楽譜とのあまりに不明瞭な関係をもう少し良くしようという運動が始まっています。

ところで、ドレミですが、じつは意味があるんです。
これはヨーロッパキリスト教社会の音楽に使われる音名です。そして「聖ヨハネの讃歌」に由来する呼び名なのです。発案者はグイード・ダレッツォ。「ミクロロゴス」という音楽書を書いた中世の修道士です。
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ラテン語の讃歌の詩句の最初の音節とその音高との関係を見て下さい。(シの音はありませんけど、ドからラまではちゃんとわかりますね)
これがドレミの名付けの秘密です。そしてグイード・ダレッツォの発明です。素晴らしい知的財産ですね。現在世界中が彼の発明に頼って音楽をしているのです。
なぜ聖ヨハネの讃歌から名付けられたのでしょう。単純に各詩句の始まりの音が一つずつ高くなっていてちょうど良かったから、、、という偶然説が主流ですが、やっぱり何か背景があって欲しいように思っています。何となくロマンを感じますね。
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by toshimusikk | 2007-04-19 00:21 | 音楽
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