フレスコバルディの教え

ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643) Girolamo Frescobaldi はイタリア、ローマで活躍したオルガニストだ。しかし、チェンバロのバロック初期の独奏曲、あるいはルネサンスの独奏曲という非常に狭く限られたジャンルの中では、ひときは大きな輝きを放つ作曲である。
かの大バッハも彼の作品を生涯研究し続けていた。

私たちが今彼の作品に触れる時にも、大きな教えを与えてくれる反面、どう解釈していいのか疑問を感じるフレーズ、リズム、そして彼自身が書き残している鍵盤楽器の演奏技法が存在する。

今日はほんとに小さな気付き。しかし、たぶん、読んでくれる人によってはかなり重要な気付きについてだけ書き残しておく。

彼の出版したトッカータ集の序文にこんな一文がある。
「フレーズはゆっくりと始まり、次第に早くなるよう演奏すべきだ」

自分の言葉に置き換えてしまったが、ここであえて彼自身の言葉を引用するつもりはない。面倒くさいので。

「フレーズはゆっくりと始まり、次第に早くなるよう演奏すべきだ」
これはチェンバロで演奏されるトッカータの作曲者自身による演奏法と解釈されてきた。
しかし、私が気付いたのは、この次第に早くというフレーズ作りは、オルガンの演奏にこそふさわしい。オルガンの演奏には、彼の作品だけでなく、バッハの作品にいたるまで、このフレーズの作り方は非常に重要な演奏法であろう。
今の私は、彼のこの一言はトッカータという彼の始めた新しいチェンバロ独奏曲の演奏法を述べただけでなく、実際は、オルガン奏者から新しい楽器チェンバロ奏者への演奏の注意点の指摘だったのだろうと解釈している。

それで何がどう変わるのか?

さあ、私は演奏法に重要なヒントを頂いたけれど、結局は言葉ではあまり伝わらないので、かなりひとりよがりの、意味不明の読み取り方になっているのかもしれない。


疲れているので、この辺で。。
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by toshimusikk | 2007-04-01 23:54 | 音楽
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