ハーモニー  〜調和を目指す響き〜 1

 音楽の勉強の一つにソルフェージュがあります。この歴史や定義について考え出すとまた長くなってしまうので、ここでいうソルフェージュは単に音感訓練くらいに受け取って下さい。
 さて、かつては音楽大学の入試にもかならずソルフェージュの試験がありました。おもに視唱と聴音です。最近はこれらの試験のない場合もあるようですが、とにかく受験生にとってソルフェージュは結構辛い勉強でした。
 なぜソルフェージュが必要なのかといえば、正しい音程を実践できることと複雑な音形でも個別に認識、識別できる能力を身に付けることにあるといえるでしょう。

 演奏という立場で考えると、この正しい音程というのは実はあまり真剣に考えられていないのでないか、あるいは何か固定観念に縛られていないかという疑問を感じています。
 例えばよく見られる光景に、歌のメロディーの音取りをピアノに合わせて覚えようとしている人がいます。歌だけでなく、バイオリン、チェロはじめ弦楽器、音高の動きやすい管楽器など、多くの場合ピアノの音高を頼りにしています。

 そこで疑問1。なぜ、ピアノの音高を信じるのか?

 ピアノに音を合わせたいという理由は分かります。それは、ピアノという楽器はそれ自体の音高を微調整することができないからです。15分かそこらで調律をやり直すなんてことは不可能ですから。それならピアノと一緒に演奏される楽器がピアノの音程に合わせてやるより仕方なくなるのです。
 しかし、そういった理由もなく、教育の場や個人の練習でピアノの音に盲従して音取り練習を行うということが広まっていることは問題です。なぜなら、ピアノという楽器は専門の調律師が多分平均律という、1オクターブ内を12の半音で均等に分割するという、機械的な方法で調律しているからです。
 調律? 音程の分割? 大分専門的な話になりますので、私も本当には詳しくありません。あくまで演奏という体験から得られた自分なりの心得?という所に的を絞って話を進めたいと思います。 ・・・つづく
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by toshimusikk | 2006-11-23 10:22 | 音楽
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