クラヴサン(チェンバロやハープシコードと同じ)を弾いていると、調べなければ分からない演奏法がたくさんあって、頭を悩まします。きっと誰もが同じなんだろうと思います。
まず、構えや指の形、タッチなどのごく初歩的なことから説明してくれている教則本というものが大変少ない。生徒は多分、教師に言われるがままをどうにか頭の中で噛み砕いて理解し、こんな感じかなぁ?、という思いを引きずって勉強しているのです。 そんな時、クラヴサン音楽が華やいでいた頃の演奏家となんとか近付きになって教えをいただけたら・・・ 時々そう思っていたのですが、近々原語でF.クープランの「クラヴサン奏法」L'Art de Toucher le Clavecin を精読する勉強会を始めようと動き出しました。以前に八王子でクラヴィコード製作家の山野辺暁彦さんにご相談したことがあったのですが、私が地理的に大変遠いため、実現できませんでした。 今回再び思い立ったのは、私の近くにお住まいで、フランスのレンヌ大学哲学専攻の博士課程に在学されている友人、福田さんが講師として手伝って下さることになったからです。 とりあえずこの勉強会は集まれる人だけで構成される予定です。自分のほかに何人か声をかけてみますが、会場が群馬県桐生市ですので、参加者???人です。 まっ、堅苦しくなく、ワインでも楽しみながらの雰囲気で始めたいなと考えています。目標は11月開講です。月に1、2回のペースで進めていきたいです。 フランス語のしかも18世紀の言葉の専門家と、現役のクラヴサン奏者とがチームを作るのですから、これまであった2つの訳(佐藤/音友版、山田/シンフォニア版)にない新しい解釈が見つかるのではないかと期待しています。 というわけで、参加者は随時募集です。会費とか日程については後日発表いたします。とくに、私から声をかけられた方、なるべく御参加下さい。 よろしくお願いいたします。
by toshimusikk
| 2006-10-18 11:54
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