リュート、テオルボ、ガンバのコンサート

15日の日曜と16日の月曜、2日間続けて久々のガンバでのコンサートにを行います。リュートとテオルボで伴奏してくれるのは高柳義生君。彼は現在ドイツのフランクフルト国立音楽大学に在学中ですが、今度の一時帰国の最後にぼくとコンサートをすることになったのです。

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今年はモーツアルトの生誕250年として騒がれていますが、バロック音楽の方では、天使のように奏でる名手と讃えられたマラン・マレーの生誕350年という記念すべき年でもあります。
マラン・マレーという名前がどことなく女性的で、雰囲気がありますよね。ぼくもガンバを弾きはじめた当初は、音楽を聴いたこともないのに、この名前の響きに憧れていたものです。
このコンサートではマレーのヴィオール曲集第4巻から中心に選曲してあります。
伴奏がテオルボのため、シャープやフラットが沢山付く曲は外しましたが、やはりどうしてもという思いで、「夢見る人」は演奏します。

ガンバ(ガンバとヴィオールは同じ楽器です)の音色は人間の声の響きに近いですね。人の声の渋さ、甘さ、ささやきやため息、しまいには金切り声まで含んでいると思います。
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マレーのようなフランス音楽を演奏する時には、イネガール(不均等分割)という暗黙の掟というか、演奏法が存在することでしょう。八分音符が並んだ時、どのように不均等な長さで演奏するのか、意外に演奏者によってまちまちなのです。ガンバに限らず、フランスのバロック音楽の演奏では全ての奏者、歌手がこの問題に取り組んで独自の見解を得なければなりません。
イネガールという演奏習慣の実態は、実はきちっと理解されているわけではありません。その分おかしな疑問符?付き演奏も多くて、勉強する人を悩ませています。
ぼく自身は「確信的なイネガール」と「確信的でないイネガール」の2種類に分けて考えています。特に、チェンバロの演奏に際してはこのことはかなり重要な演奏上のポイントになります。
近いうち、そのことについて論じてみたいと思います。
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by toshimusikk | 2006-10-13 00:39 | 音楽
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