酒蔵コンサート

9月16日、群馬県太田市新田木崎町の山崎酒造さんの酒蔵にて、恒例の小さなチェンバロコンサートを行いました。

小さなチェンバロとは、友人の大滝眞さん(秩父市在住)の作ったショートオクターブのイタリアンチェンバロのことです。
しっかり響きのある会場で弾くと、この楽器はその小ささからは連想されにくい豊かな音を響かせてくれます。しかも、音色も美しい。製作した大滝氏はアマチュアの楽器製作家です。秩父産の最高の杉板を使いましたというだけのことはあります。c0095185_082593.jpg
この日本産の材で作られたチェンバロですが、非常に相性のいい会場が2つあります。一つは今ご紹介しているこの酒蔵。床、壁、天井と板材がふんだんに使われています。
もう一つの会場は、同じ群馬県の桐生市にある有鄰館・酒蔵です。こちらは土間に土壁の大きな倉です。この会場でも大滝氏のイタリアンチェンバロは大変美しい音を響かせました。どちらでも、コンサート用の大きなチェンバロが負けてしまうようなしっかりした美しい音を奏でます。

なぜか「酒」に縁があるようですが、酒と音楽の関係はまた後でお話しする機会が持てるでしょう。ちなみに、日本酒をすこぶる旨そうに飲む酒豪の渡辺さんというイメージを持つ人がぼくの回りにいるようですが、実は最近、家でお酒を飲むのを止めました。

さて、音域の狭いこのチェンバロで、どんなプログラムを用意したのか、参考までに披露しておきましょう。


イギリス:アイリッシュ、ケルト、スコティッシュの響き

1 ヘンリー・パーセル(1659?〜1695)の小品集
   リッリブルレロ(新しいアイリッシュ民謡)
   ミヌエット
   リガドーン
   シフォーチの別れ

2 フィッツウィリアム バージナル ブックより
  ジャイルズ・ファーナビー
   スパニオレッタ
  ウィリアム・バード
   アルマン、 ラ ヴォルタ、 ウォルゼイ・ワイルド
   カリーノ カストゥーラメ、 ラ ヴォルタ 
  作者不詳
   竹田の子守唄
   キャン シー(イクスキューズ マイ ロング)
  ジョン・ブル
   王の狩り 

   バロック初期から中期の鍵盤音楽

   3 ジロラモ・フレスコバルディ(1583〜1643)
      トッカータ 第2番
      トッカータ 第7番

   4 ヨハン・カスパール・ケルル(1627〜1693)
      トッカータ 第4番

   5 こきりこ節 富山県地方

   6 ルイ・クープラン(1626〜1661)
      組曲へ長調 クーラント
            サラバンド
            バスク地方のブランル
            シャコンヌ

   7 ジャン・アンリ・ダングルベール(1628〜1691)
      リュリ作曲のオペラ「アルミード」より
          アルミードのパッサカリア 




 
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by toshimusikk | 2006-09-18 00:23 | 音楽
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