つまらないものにも我慢強い?

c0095185_12362422.jpg昨日、某高等学校の礼拝堂にて、パイプオルガンとフルートの演奏会を聴きに行ってきました。  わあ、今時こんな演奏をする人たちがまだ居たんだ〜、というような前半のバロックプログラム。

オルガンの規模は28ストップ、1766本のパイプを持つ、大の小といったところか。しかし、現代のオルガンはアクションに電気式を取り入れているため、鍵盤へのタッチから実際にパイプが音を発生するまで、電子制御でわざと時間ラグを作ってあるのかもしれない。

そんなオルガンと合わせなければならないフルートは気の毒だ。なにしろ、文字どおり、息が合わないのだから・・・

アンサンブルが本当にチグハグで、ずれまくりー! なのに! 大勢の聴衆はみな真剣?
オルガン奏者もなれたもので、現実がうまくいかない分、派手なボディーパフォーマンスでカバーしている。 まあ、しかたないかぁ・・・

それでも、ブラボーなんて声をかけてしまう聴衆もいて、聴いてる側も立場が恥ずかしくなってゆく >>>> あぁあ〜

学生の時芝の増上寺の地下ホールで、毎年現代音楽週間というのをやっていて、できる限り聴きに行った。その中で、忘れられない思いで、

曲のタイトルは「一人のオーケストラのためのタイタニック号の沈没」 すっご〜いっでしょ!
演奏するのはバイオリニスト一人。その彼、名前は覚えていないがロック系バイオリニスト。
しかし、演奏はすばらしい!!

ところが、、、なのです。彼の回りにはドラや太鼓、ペダルのついたバスドラム、などなど多くの楽器が並べられ、バイオリンのダウンボーで上手に叩いたり足でドンドンやったり、その熱演ぶりをふと離れた視点で眺めたら、ぼく一人急に可笑しくなってきて、クックッ と笑いをかみ殺すのに容易でない。ところが、一分もしないうちに、隣の若者に笑いが移ってしまい、それがあちこち飛び火して、ついに堪えることが困難になった私たちは、ステージの熱演に合わせるかのように、会場内に大爆笑の渦を巻き起こしてしまった。

演奏者は、我慢強く、最後の死者を弔うコラール風のフレーズを、重弦奏法に自らの声を重ねて歌い上げて、晴れて、ブラボーの嵐となったのです。
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by toshimusikk | 2006-09-01 12:33 | 音楽
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