耕す 8/5

毎朝7時過ぎから8時過ぎまでの一時間程度、家の裏に借りた畑に出かけます。

私の朝の日課ですが、起床はたいてい6時半、布団を片付け、お湯を沸かし、ゆっくりと緑茶を2、3杯飲みます。これは毎朝の大切な時間です。
その後朝食前に、晴れていたら畑に、雨だったら調べ物や事務仕事、読書などして、8時半過ぎに遅めの朝飯を食べます。

さて、今日は先日引き抜いてしまったトウモロコシを植えていた土を耕しました。
まず、目立ってきた雑草を引き抜き、鋤で土を掘り起こします。ここは山間部のそれも木曽谷という川の側でもあるので、石ころがたくさん掘り起こされます。
気になる大きさの石はみんな取り除き、また深いところを張っているスギナの根っこやら他のやっかいな雑草の根を掘り出します。
掘り返した穴に土を戻しますが、両手で揉むようにして戻してやります。上と下の土が掘り返されたっぷり空気と触れることで、土本来の殺菌作用が生まれる? そう思ってやっています。

私の畑仕事は手引書などを読んで始めたのではありません。
ここへ越してきて一年半、回りの畑を眺めては見よう見まねで耕し続けています。
もともと、借りた畑というのはひどい草原で、耕作しなくなってから十数年経っているとのことでした。
しばらく前、私の前にここを耕していたというおばあちゃんが亡くなりました。90歳を超えていました。
最近はずっと寝たきりだったそうです。
そのおばあちゃんの死に顔が、「畑仕事など知らないよ」というような色白の美しいお顔だったそうです。

時間はかなり空いてしまいましたが、私はそのおばあちゃんの後を継いで耕しています。
私の後もまた誰かが継いで耕すでしょう。
耕すということはそういうことなんだなあ、と思います。
耕した土地に野菜を植え、収穫した物を自分でいただく。
今はそうですが、耕すということは実は自分のための行動ではない、もっと深い意味のある仕事だと
気づくことができました。

土を掘り返した穴に、その土を両手で揉んで返す。
土を作ることは、人を作り、人の世を作る、
きっとそうだと思いながら、今日も朝の一時間、畑を耕しました。
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by toshimusikk | 2011-08-05 17:48 | 雑記
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