イタリアンチェンバロ製作中

先日久しぶりの 大きなチェンバロによるコンサート 無事終了できました。
会場の係の方、スタッフのみなさん、手伝ってくれた家族・友人、ご来場くださったお客さま、
本当にありがとうございました。

翌日14日に名古屋から加子母に戻り、早速イタリアンチェンバロの製作を続けました。
できるだけ少しづつ手を加えて行くこと、それが確実に完成に向かうことですからね、こつこつ頑張ってます。
この日の作業は本体フレームにベントサイトの側板を取り付けることでした。

この作業には問題点が結構あります。

あらかじめ曲げておいた側板が本体の曲がり部分としっかり一致するように接着できるか。
長物で半放物線状の形の大きな板をどのように本体に圧着すればいいのか。
接着剤を塗り、板を合わせ、しっかり締め付け終わるまで時間がかかります、その間乾かずに修正できる接着剤として何を選択するか。
などです。


本体の曲がり部分に合わせた側板の曲がりの修正にはスチームアイロンを使ってみました。
板が4ミリと薄いこと、加えて材がサワラという柔らかい木であるため、スチームアイロンで充分修正できました。ただし、自分が選んだ板目の冬目の部分は、美しいのですが曲げるにはそこだけよそより固くて、加工しにくいことがわかりました。
また、本体への圧着には楽器を固定する台を用意しておきました。そこにロープと木材を使って側板を押し付ける方法を考案してみました。チェンバロ製作家のみなさんはこの作業をどのように行っているのでしょう、、、一度も尋ねたことがないのでわかりません。
最後に接着剤です。
実はだいぶ前から真剣に検討していた物を使ってみることにしました。大変身近な接着剤。
米糊です。
ただし、昔の大工さんがやったようにしっかり練って作る米糊です。どんな道具で練ればいいのか、実際に米糊で建築材をはぎ合わせていたという大工さんの方法を教えてもらい、実行してみました。
ひと月ほど前に自分で他の接着剤と米糊との比較を実際の実験で確かめてみて、これは行けると思っているのですが、いざ本当に米糊を使うとなると、、、不安です。

そしてその結果、、、

ばっちり接着成功!!

さて、この勢いですべての側板と響板の接着を続けます。
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by toshimusikk | 2011-07-16 09:37 | 音楽
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