ふるさと群馬でのライブ、その後

ライブ当日、
午後3時から7時までの停電となりました。
お客さまの方からはやはりキャンセルが相次いで、結果としてライブは実現せず、お話し会になってしまいました。
今、関東地方が一番苦労していることは、東京電力による計画停電とガソリン燃料の欠乏です。
停電は時間帯が持ち回りのようで、日によって変わります。先の計画まできちんと考えられていないので、
数日先の営業や活動がどうなるのか見当がつけられません。

最初に体験した計画停電は夜10時までのものでした。
実家の食卓にロウソクをともし、寒さ対策に用意していた石油ストーブに火を入れて過ごしました。
子供の頃台風で同じようにくらい夜を過ごした体験を思い出しました。
全体的には暗くても、ロウソクの灯は暖かくて、家族との話がゆっくりできました。
ライブ当日も7時までの停電で、会場にはローソクの明かりが灯りました。
電気を使うファンヒーターが使えずちょっと寒い室内となりましたが、あまり気になるほどではありません。
ほんの少し昔の人々は、こんな日常を過ごしていたのだなぁ、、、と想いは巡ります。
ここでも自分とスタッフ、会場のみなさんとローソクの灯を味わいながらゆっくりと語り合うことができました。
実際にチェンバロを組み立てて演奏をすることはしませんでしたが、この語り合いの時間ははるばる群馬へやってきた意味をしっかり与えてくれました。

翌日は館林の芸術ホール展示室にて、花と書と絵とリフォーム展、を開催されていた薗部さんのご好意でミニライブが実現しました。実はこのホールも地震による被害で電気系統がやられて、ホールが使用できなくなり当分の間の催しがすべてキャンセルになっています。しかし幸い建物被害はなく、展示室会議室等はこれまで通り使えるとのことでした。
この日のミニライブは朝10時半からの演奏でしたが、30名ほどのお客さまが集まって下さいました。
ガソリンが無いので自転車でご来場の方も多くおりました。みなさん節電のため暖房を付けない寒い展示室でじっと音楽や私の話に耳を傾けて下さいました。
自分にできること、音楽で思いを広げ繋がること、人の心が様々な違いを飛び越えて響き合う素晴らしさを改めて感じさせてもらえました。

被災地が今の混乱、生命の危機から復興へと生きる力が再生したとき、必ず日本中の心が素直に響き合える時が来ると信じています。その時こそ、いち早く小さな車に小さなチェンバロを乗せて、自分にできる音楽で被災地を支援しに出かけたい。

東北関東大震災の被災地はきっと蘇り、私たちの新たな希望となるはずです!
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by toshimusikk | 2011-03-20 09:53 | お知らせ
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